提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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665:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 02:31:30.20 ID:5CZ3sfEx0
提督(あの男を肯定するような発言に、怒りが爆発しかける。しかし、ビスマルクの、なんだかんだあっても好きな子の泣き顔がそれを抑えた)
提督(俺は、ビスマルクを取り返したかった。それは、ビスマルクの為であり、何より俺自身のためだった)
提督(憎い敵に復讐し、好きな女を取り戻すために、その女の歪とはいえ、幸せを破壊しつくしたのだ)
提督(そこで、もし俺がその女を捨てたらどうなる?彼女に残されるのは、絶望だけだろう)
提督(だが、俺の中のこの負の感情ももはや押さえつけることはできない。胃が焼けるように痛い。かすれる声で不満が漏れだす)
提督「……君はなぜ、あんなことをしたんだ?俺は、本当に君が好きで、信じていたのに……」
ビスマルク「っ……」ブルブルブル
提督(俺のその、絞り出すような声に、ビスマルクは可哀そうなほどに震える。恐怖と後悔、痛みのために青い瞳が揺れていた)
提督(口にするだけでもこうなるのか。いや、そうだろうな。ビスマルクは言葉を紡ぐのに苦労して、しかしやっとのことで語り始めた)
ビスマルク「……知ってると思うけれど、私が日本に来た時に初めて整備を担当したのがあの男だったわ」
ビスマルク「日本について何も知らなかった私は、あの男の言う日本式の整備を受けた」
提督「おかしいとは思わなかったのか……!?」
ビスマルク「もちろん、思ったわよ……!!けど、そんなことでいちいち文句を言ったりすると貴方に迷惑が掛かって、嫌われるって……」
ビスマルク「私は貴方が好きだから、万が一嫌われたらって思うと……話せなかった……我慢したわ……」
提督「それで、あの日につながると?」
ビスマルク「整備を拒否した私に、事情を知らないあなたが命令したわ。……だから、受け入れざるを得なかった」
提督「どうしてその時言わなかった!?迷惑をかけるって……整備拒否の時点でかかってると思わなかったのか!?」
ビスマルク「好きな人に、あんな男に穢されてるなんて言えると思う!?私は、……言えなかった」
提督「……」
ビスマルク「……感じたことのない快感、自分の体があの男に変えられていくのが嫌でもわかって、怖かった」
ビスマルク「でも、どうしようもなかったのよ……」
提督「……それが、どうしてあれに繋がる」
ビスマルク「……きっかけは、あなたが寝ているときに前の奥さんの写真を見た時よ」
ビスマルク「この想いはかなうことがないんだと思ったら、どうでもよくなった。全部どうでもいいと思った」
提督「それで股を開くのかお前は……」
ビスマルク「っ……ええ、そうね。結果的に、そうなったわ」
提督「……言い訳があるなら、言ったらどうだ?」
ビスマルク「……今までそういったことをしたことがなかったから、その先を知りたかったってのもあるかも。……後悔しているわ」
提督「なんでそんな馬鹿な真似を……!!」
ビスマルク「自分でも今考えると分からないの……!!けど、あの時はもうどうでも良くて、そうしてもいいって気になっちゃったのよ……!!」
提督「……それで」
ビスマルク「……あの男に抱かれて、はしたなくよがって。……きっとあの時、妊娠した」
ビスマルク「だから貴方を諦めようと思って、遠くから眺めていた時に……告白された」
ビスマルク「泣いたわ。どうしてこんなことになったんだろうって。もう私には提督と一緒になる資格がないんだって」
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