35: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/13(日) 19:07:57.98 ID:7BtxinLWO
「当時は、言われるまま、気が付いたら彼女とホテルに入ってる自分がいて、不思議ですね」
「あ、危ないなあ……何してるのさ」
さすがに、それはどうかなと。
「私、その時初めて人に求められたんです。だから、舞い上がっていた所もあったのかもしれません」
「だからって、それで体とか心に傷ができたらどうするの? ちょっと、自分のこと蔑ろにし過ぎじゃない」
語気を強めていた自分に気付き、
「あ、ごめん……」
と、小さく頭を垂れた。
数秒の沈黙の後、彼女はまた笑い出した。
「ありがとうございます」
何のお礼なのか分からなかった。
尋ねはしなかったけれど。
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