埋もれる日々 (オリジナル百合)
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86: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 12:44:31.14 ID:oHfqW8iBO
あの夜の残酷な記憶を彼女の色で塗り消して欲しい。

「紺野さん」

委ねてしまいたい。

「都築さん……助けて」

細い呟きは、すぐに都築さんの口の中へ吸い込まれていった。
彼女の小さな唇が押し付けられ、舌が唾液をすくい取るように動く。
ねっとりしていたのは、互いに興奮していたからだろうか。

「ァ……ッ」

「紺野さん、可愛い」

残酷な事に、行為は私の不安を薄めていった。
不慣れな私に合わせるように、彼女はずっと優しくキスをし続けた。
時折、背中や頭をさすってくれる。
酸欠になりそうなくらい口の中を吸われた。
実際、呼吸ができずにくらくらとソファに背中から倒れ込んでしまう。

「口開けてください」

見上げた都築さんが荒い呼吸で言った。
私は小さく口を開いた。
彼女が指を絡めて、舌先を吸ってくる。
ぬるぬると舌同士が絡み合って、いやらしい水音を立てた。
口の端から顎下によだれがたれていく。



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