85: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 12:18:56.50 ID:oHfqW8iBO
彼女の瞳を見つめた。
「ダメだよ……」
都築さんが立ち上がり、こちらに歩み寄って、手を伸ばす。
私の体を包んでくれる。
溺れそうになる。
都築さんに。
彼女の好意に甘える訳には――。
「どうしてです」
耳元で甘えたような声を出された。
びくりと体がしなった。
「ち、近いよ」
「わざとです」
わざとって。
女同士だと言うのに、押し付けられた胸の柔らかさにどきりとする。
「私がいなくて、寂しかったですか?」
「うん……」
それは事実だ。
「不安で、都築さんを呼んじゃった……恥ずかしい」
「こうやってしてると落ち着きますか?」
「そう……だね」
不思議なくらい。
彼女の声が心を満たして。
理由はもう分かっている。
愛されている。
それを、感じているのだ。
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