159:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/15(木) 12:05:33.19 ID:MVK382n60
涼子は、本当にいつもと変わらなかった。
帰りの道中も、いつも通りだった。
僕「お腹空いたな。SA寄っていい?」
涼子「え、まだ食べるんですか。いつも思ってましたが、あんなに食べて、太らないんですね。」
僕「普段は、あまり食べないから。ゆっくり食べる時間もないし。涼子と食事に出かけるときは、食が進んだなぁ。」
涼子「え・・えと・・あ、はい。そうですか。私の分も食べてくれましたものね。」
僕「美味しい料理が多かったな。下調べしてくれてたんでしょ?いろんなお店が知れて嬉しかったよ。」
涼子「・・はい・・・」
僕「僕が具合悪くて、隠してたのに、あの日、涼子は、良く休憩をとったよね。頻繁にトイレに行ってた。僕の体調に気づいてさりげなく席を外してくれたんだよね。気が利く子だなと思ってた。」
涼子「・・気づかれてましたか。」
僕「だから、よけいにわからない。なんのためにそこまでするのか。疑問だった。」
涼子「表情に出ないだけですよきっと。よく言われます。藤原さんとは、いつも楽しく過ごしてましたよ。」
そういう表情は、淡々としていた。
SAで、串物を何か頼んだ。
僕「涼子も食べる?」
一口勧める。
涼子「・・・いえ、お腹はそんなに空いてないです・・あ、やっぱり、一口だけ頂きます」
僕「なかなか美味い。不味いんだけど、美味い。不思議だよね。」
涼子「SAだから許される不味さですよね。」
そう言うと、涼子は踵を返し、こう言った。
涼子「そろそろ行きましょうか。」
僕「あ、ああ。行こう。」
僕のマンションに着いた。
涼子は、部屋まで入ってきた。
涼子「では、これで最後です。最後のお願いです。」
僕「・・・うん。」
涼子「正座してください。」
僕「え?正座?はい。」
なんとなく予想がついた。
涼子「私が今から何をしても、怒らないでください。」
僕「・・・はい。」
涼子「私が、いいというまで。。。。いい・・いいというまで、目を・・瞑ってて。」
僕「わかりました。」
僕は、目を、ギュッと瞑った。
これは、バカな僕でもわかる。あの淡々とした顔、端正な顔は、冷酷なまでに無表情だった。
バイオレンスな事態が起こるんだ。
僕は、正座をし、背を正し、来たるべき痛みに備えた。
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