168:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/15(木) 16:57:26.85 ID:MVK382n60
急に、目の前が、眩しく光り輝いた。
え?何?
頭のてっぺんから、むず痒い、ムズムズした感覚が、広がっていった。
むず痒さは、やがて、脳を覆っていく。
と、視界が、すこしずつ、暗くなっていった。
やばい。
これはやばい。
僕は、右足を、前に出そうとした。
思うように、足が出ない。
がんばれ、頑張れ、僕の右足!
僕は、右手で、思いっきり頭を殴った。
視界がクリアになる。
今度は、両手で自分の頬を叩いた。
鈴木「ん?どうした?藤原?」
意識がはっきりしてくる。
僕「ああ、すみません。大丈夫です。会議に行ってきます。」
鈴木「おう。行ってきな。」
足を動かす。動く。大丈夫だ。
目の前には階段。
明るいフロアから、少しだけ薄暗くなる。
その瞬間。
一気に来た。
一気に、視界が暗くなった。
マズイ。会議に行かなきゃ。
自分がやらなきゃ。
今目を閉じたら、きっと、人生が終わる。
目を開けたい。前に進みたい。今、目を閉じたら、もう、一生目を覚まさない。
よろよろ、かろうじで、あるこうとする。
階段にたどり着く前に、僕は、崩れ落ちた。
固い踊り場の床。
とっさに、頭を守った。
ふわっとする感覚が、自分を包んだ。
あれ。
床って柔らかいんだな。
冷たくて気持ちいい。
ああ。
もういいんだ。
もう頑張らなくてもいいんだ僕。
好きなだけ寝ていいんだ。やった。
もう、どうでもいいや。
僕、頑張ったよね?
涼子、ごめんね。泣かせちゃった。
絵里奈、さようなら。
祐希、頑張れよ。
結衣、元気かな。
・・・
・・・
僕の意識は、ここで途絶えた。
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