181:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/16(金) 14:23:35.13 ID:RavIwk5f0
4月に入ると、菜々子さんは、自主的に残業・休日出勤するようになった。
菜々子さんに課した仕事は残業させるレベルではないので、申請もしていないしお金も出ない。
それでも、菜々子さんは僕の仕事を手伝いに残ってくれた。
菜々子「自主的に来ているので、気にしなくていいです。」
僕「いや・・それでも・・流石にこれは気が引けるし・・」
菜々子「自分の勉強です。家でやるか、竜也さんの前でやるかの差ですよ。」
菜々子さんは、少しずつではあるが、仕事の内容を、着実に理解していった。
簡単な仕事なら、自主判断で資料を集められるようになっていた。
僕は、気づかないふりをした。
たとえ、休憩時間にコーヒーを入れてくれても。
たとえ、休日出勤に同行し、お弁当を差し入れてくれても。
たとえ、毎日メールをくれても。
たとえ、早く会いたいと言われれも。
たとえ、休日に、どこかに行きませんかと誘われても。
それでも、気づかないふりをした。
僕は、菜々子さんの上司。
仕事のパートナー。
そう、思い込むことにしていた。
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