195:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/17(土) 22:29:58.27 ID:BIgl5WuF0
僕「あの、一応僕も男ですし、女性が夜に男性の部屋に一人でいるというのは色々とマズいと思うんです。」
菜々子さん「はい。そうですよね。わかってますよ?私は、竜也さんにならいいですよ?」
僕「いや、そういうことは冗談や軽いことじゃなく・・」
菜々子さん「もう、これだけははっきりさせておきたくて。私は、竜也さんのこと、好きです。」
僕「・・・えっと・・・うーん・・」
菜々子さん「・・・ご迷惑ですよね・・・」
迷惑極まりない。
好きとか嫌いとかではなく、同じ部署のしかも同じグループの女性と関係を持ったら・・・
もし断ったら・・・
いや、軽い気持ちで深い関係になったとして、いざという時に役立たずだとバレたら・・・
様々な不安だけがよぎる。
最低だとは思うけれど、保身のために、曖昧な返事しかできなかった。
僕「色々、んー、考えることがあって・・・そういうのは・・あ、決して菜々子さんが嫌いとかではないですよ?明るいし、一生懸命働いてくれるし、美人だし・・・」
菜々子さん「じゃあ、いいんですね?OKなんですね?」
僕「えっと、それはちょっと・・・」
菜々子さん「嫌われていないんでしたら、それでいいです!私、頑張りますから!私、バリバリ仕事する姿が大好きなんです!」
僕「ええ・・・いや好きだと言われれば嬉しいですけど、仕事に支障が出てしまうのは、あの・・」
菜々子さん「認めてもらえるように、これからも頑張りますね!」
僕「え?ええ。じゃあ頑張ってください・・・あの、ちゃんと帰れますか?」
菜々子さん「固いですよ!プライベートの時はタメ口で!呼び捨てでお願いします!」
僕「それは失礼で・・」
菜々子「まず、そういうところから打ち解けていきましょう!そうしてくれないと帰りませんよ!」
有り余るエネルギーのまま、ハグをされる。
菜々子さん「・・・本当に、大好きなんです・・・ずっと・・・こうしていたい・・・」
僕「・・それはまあ、悪い気はしないですが・・・やっぱりその」
柔らかな唇が、僕の口を塞ぐ。
大人の女性の、甘い香りがした。
僕「・・・遅くなっちゃいますよ」
菜々子さん「さすが・・・動じないんですね。・・・私、帰らなくてもいいんですよ?」
僕「気を付けて帰ってください」
菜々子さんは、にこやかに笑った。
素敵な笑顔だった。
菜々子「そういうところも、好きですよ。おやすみなさい。」
僕「ええ。おやすみなさい。また会社で。」
菜々子「はい!私、頑張りますから!」
嵐のような週末が終わった。
459Res/629.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20