205:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/20(火) 12:53:40.35 ID:96ivlW+v0
お盆に入る。
僕は帰省し、京介・堅・玲奈・絵里奈と飲みに出かけた。
玲奈は会社を辞めていた。僕ほどではないが、相当な残業を強いられ、精神的に参ってしまったようだ。
玲奈「ごめんね。みんなにもつらく当たっちゃってた。」
堅「ったく。もっと早く言ってくれれば、もっといろんな選択肢があったんだぞ?」
玲奈「もういいの。私は、マイペースに頑張るから。」
京介「ああ、そうだ。誰も、自分ができる以上のことに手を出したらだめだ。」
絵里奈「そうだね。」
僕「みんな、悟り過ぎだろ。」
玲奈「竜也先輩、仕事しすぎだよ。仕事以外の趣味ちゃんと持ってる?」
僕「うーん。一人でバーに行って飲んだり、女の子にちょっかい出したり、釣りに行ったり、料理したり、ドライブ行ったり、女の子にちょっかい出したり、スノボ行ったり、女の子にちょっかい出したり・・・」
絵里奈が、僕の鳩尾にエルボをかます。
思いっきりむせた。
僕「痛いんですけど?」
絵里奈「女たらし。」
僕「女性はみんな妹みたいなもんだよ。」
絵里奈「妹には、私にしたようなことするんだ?」
僕「おいここでそんな話する?」
玲奈「まあまあ。久しぶりに会うんでしょ?仲良くしなよ」
僕「ごめん。最近仕事関係の人間関係も殺伐としてて気が立ってるんだ。せっかくのお盆休みだし、笑顔でいたい」
絵里奈「はいはーい。」
堅「ところで俺、転勤が決まった。たまたま地元だ。」
僕「まじか。いいな。」
絵里奈「また一緒に遊べるね。」
堅「そうだね。これで、竜也以外は集まりやすいw」
ああ。
つまらない。
急に、仕事のことが馬鹿らしくなる。
いや、仕事は楽しい。信頼されている。
でも、菜々子さんはじめ、人間関係にいやになる。
うちの部署は、基本的に嫌われている。
社内から冷たい視線を浴び、数人の信頼おける同期以外の同期からも冷たい視線。
外注先は、年下の僕にペコペコし、こちらの顔色をうかがってくる。
何のために仕事してるんだろう。
初めてそう感じた。
僕「あー、なんだか疲れてきちゃった。僕なんのために仕事してるんだろう。」
京介「・・・俺は、家族のためだな。」
絵里奈「私は・・・いつ辞めてもいいけど、貯金したいから・・」
玲奈「・・・やりがいがないと、続かないもんだね。」
堅「俺は、やりがいを感じてる。竜也の姿勢を追いかけてね。」
僕「あー、」
僕「仕事、やめて、地元に帰ろうかなぁ。」
初めて、そう思った。
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