234:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/23(金) 10:32:49.06 ID:m3kLTdjV0
めぐみ「おまたせ!お腹空いた!」
僕「・・・ええ・・・」
めぐみは、どう考えてもホルモン焼き屋さんには似つかわしくない格好で来た。
季節はもう冬。純白な、セーター。ふわふわしたファーの着いたコート。
うん。異様に可愛い。アイドルだ。眩しすぎて、目が合わせられない。
ただ・・・
おそろしく世間知らずだった。
僕「か、かわいい。。」
めぐみ「えっ。あ、ありがとう。照れるからやめてw」
僕「う、うん。かわいいんだけれど。。今から行くところ、ホルモン焼きだよ?いいの?匂いとか付いちゃうよ?」
めぐみ「あ!本当だ!どうしよう!でも食べたい!行こう!」
はい。
一気にやられました。陥落だった。
めぐみは仕事熱心。その営業所全員から守られ(そりゃあそうだろう)、両親からも守られ、大事に育てられてきたようだ。
温室育ち。箱入りってこういう子のことを言うんだろう。
両親は大企業の重役。その分、厳しく育てられたようだ。
未だに、外泊も殆どしたことがない。する時も、逐一両親に報告だった。
めぐみ「だから、こうやってお外に食事もなかなかできなくて・・」
僕「今日は大丈夫だったの?」
めぐみ「うん・・まあ、大丈夫!」
僕「本当かな・・」
楽しかった。
心の底から、笑い転げた。
こんな気持ち、いつ振りだろう。
めぐみ、いい子だなぁ。
穢れた僕には、不釣合いだ。
沢村「お前、テレビショッピングで、「この商品は、欠点があります。それでも良ければ買ってください」って言われて、買うか?」
わかってますよ沢村さん。
でも、僕は、勇気が出ないんです。
力を貸してよ、沢村さん。
僕「めぐみちゃん、僕は楽しいけれど・・・・その。」
めぐみ「ん?何?」
僕「だから・・・」
めぐみ「・・・はっきり言って。ね?」
僕「か、彼氏に申し訳ないから・・こういうのって、その・・迷惑かな・・?」
めぐみ「うーん、私、両親が厳しかったから、彼氏っていたことないんだ。もし付き合うってなると、ちゃんとした調査がくるし、うーん、」
僕「そっか。めぐみちゃんも大変だ。」
めぐみ「もし、誰かと付き合うんなら、両親に紹介して、そのまま結婚だよ、私はきっと。」
僕「うわお。慎重に選ばないと、だね・・」
めぐみ「そんなこともないよ。きっと・・」
僕「きっと?」
めぐみ「私の結婚相手は、お父さんが決めてくるから。」
めぐみ「・・たまに、こうやって息抜きさせてくれると、嬉しいな。無理にとは言わないけど。」
僕「ん?そりゃいいよ。今度はラフな格好でねw」
めぐみ「持ってないのw」
僕「じゃあ次はフレンチねw」
めぐみ「焼肉がいいw」
ぼくとめぐみの、少しだけ、秘密の時間が、始まった。
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