366:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/17(火) 11:42:04.44 ID:gqeJi9QR0
とある夜。電話が鳴った。
登録されていない番号。
僕「はい。藤原です。」
朋美「お久しぶりです。朋美です。」
僕「え・・・え?ああ、朋美?ごめんごめん。過去にアドレスを整理しちゃってて、登録消えてたみたい。びっくりした。どうしたの?」
朋美「そんなもんだよ。過去の女の事なんてw」
久々に、朋美から連絡が来た。
朋美は、長くない時間ではあったけれど、情熱的に、お互いを求めあった、元彼女だ。
数年ぶりの連絡だ。
今の仕事のこと、当時のこと。話が弾んだ。
朋美「でね。来週、久々に地元に帰省するんだ。もしよかったら、食事でもいかが?」
僕「んー、食事くらいなら、いいよ。昔よく行った、あのフレンチにでも行く?」
朋美「懐かしい。いいよ。じゃあ、〇月〇日、19時くらいかな?例のフレンチで。予約はおまかせしてもいい?」
僕「了解。楽しみにしているよ。」
久々に会った朋美は、年齢を重ねて、深みが増した。
笑顔は、当時のままだった。
お互い、不健康ネタには事欠かない。
僕「もうさ、あの頃にスグ落ちた体脂肪が、今は1%も落ちないの。」
朋美「わかる!私もとうとう〇〇%超えちゃって!」
僕「限りなくアウトじゃんw」
話は弾み、あっという間に食事の時間が終わる。
僕「あ、結構な時間だね。」
朋美「そうね。・・・ねえ、もし時間があるなら、ファミレスでいいから時間つぶししない?」
僕「ん?いいよ。行こうか。」
僕は彼女を車に乗せ、ファミレスに向かった。
僕「あ、そうだ。貰ってほしいものがあるんだ。助手席の前の小物入れに入ってる。」
朋美「あら?この、ブランドの包みに入ってるもの?開けてもいいの?」
僕「うん。どうぞ。」
朋美「・・・これは?どうして?こんな高級な物、受け取れないよ。」
その包みの中には、とあるブランドの指輪が入っていた。
僕「ちがうんだ。その指輪は、僕らが付き合った頃、買ってあった。渡しそびれてたんだ。踏ん切りがつかなくて。」
朋美「・・・どういう意味?・・・私を、待ってくれていたの?」
僕「え?いやいや、ごめんそうじゃない。本当に、当時渡しそびれてたものを、本来の持ち主に返したいだけさ。」
指輪。小指にはめる、ピンキーリング。
朋美「・・・そっか。カワイイ。貰っていいなら、貰うね。」
ファミレスで、朋美が、いろんな話をしてくれた。
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