378:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/18(水) 11:48:15.51 ID:itApp5of0
新居は、地元近くに構えた。
内装のわりに、割安な物件だった。僕たち2人の収入であれば、十分に満喫でき、かつ貯金もしっかりできる。
お互いの仕事が落ち着くのは半年後くらいだったから、新婚旅行はそれから行った。
博美「子羊って苦手なんだけれど、この国のは美味しいね。」
僕「そりゃあ、ちょっと違う。この国だから美味しいんじゃない。この店だから美味しいんだよ。」
その国でも有数のレストラン。
世界には、選りすぐりのお店がたくさんある。
そこには、最高級の食材が集まる。
どの国の料理でも、最高級のものを使えば、だいたい美味い。
日本人、とくにハネムーンの客はどこに行っても重宝される。
そのツアーにも、他の新婚さんもいた。
添乗員「これから、この国最大のリゾート地までご案内致します。レジャーは少ないですが、有数の自然と、最高級の食事をご堪能ください。」
僕「いいね。のんびりできる。」
博美「あ、セスナ機に乗れるんだって。これ乗ってここ行って、ここで買い物して・・・」
添乗員「このツアーはいかがですか?」
僕「自由時間も多いし、オプショナルも充実してるし、無理な要望もできる限りこたえてくれるし、いいツアーですよ。」
添乗員「今回のお客様は、皆良い人ばかりなので、当たりでございますよ。楽ですw」
博美「あーあ。帰りたくないなぁ。帰ったら仕事か・・・」
僕「そうやって働いて、またお金を貯めて、また来よう。」
博美「そうね。また来ることを夢見て、働きますか。」
世の中には、ハネムーンベイビーという言葉がある。
この旅行中に、僕たちの間に、新たな命が宿った。
博美「竜也君、あのね・・・」
僕が帰宅すると、先に帰宅していた博美が、検査薬を見せてきた。
予感はあった。
僕「お、そんな気はしてた。最近、ぼーっとしたり、熱っぽそうだったから。」
博美「パパになった気分は?」
僕「んー、父性は生まれてこないと湧いてこないって言うしなぁ。そっか・・僕がパパかぁ。パパねぇ・・・とりあえず、やってほしいことは全部言ってね。男は言われないとわからない生き物だから。」
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