彼女達との思い出
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380:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/18(水) 12:58:26.92 ID:itApp5of0
同窓会があった。
中学時代の同窓会だ。

なんでも、神社での僕の結婚式に何人かやじ馬で来ていて、それがきっかけで久しぶりに集まろうという話になったらしい。
声をかければそれなりに集まるもので、50人くらい集まった。恩師も来ていた。

僕「僕、今でも覚えてますよ。先生、僕のノートを見て『きったねぇノートだな!これじゃ読めない!』ってみんなの前で言われたんです。」
恩師「え、そんなに失礼なこと言ったんねすね。申し訳ない。」
僕「とんでもないですよ。それがきっかけで、僕は丁寧に書くことを意識するようになったんです。」

恩師は今、別の中学で校長先生をしているという。
時代はどんどん遷りゆく。

そんな中、見つけてしまった。

(高田万由子似、以下万由子)

万由子「藤原君、お久しぶりです。高田です。覚えていらっしゃいますか?」
僕「ああ、覚えてますよもちろん!成人式以来ですね。たしか京都の方の大学へ行かれたんですよね。今は?」
万由子「今は地元に戻って、結婚して、2児の母です。もう小学生ですよ。」
僕「そうでしたか、高田さん、あ、マユちゃん。マユちゃんももうお母さんか。」

万由子は、いわゆる初恋の子だった。

知的で、物静かで、小学校の頃から綺麗な子だった。
たまたま、隣の席になって、万由子が忘れ物をしたときに何かを貸してあげたんだと思う。
それ以来、仲良くしていた記憶がある。

小学生特有の、男の子と女の子が話しているとからかわれたりということもなく。
中学一年まで、同じクラスだった。

だから、当然のように、万由子のことを好きになっていった。
淡い恋心。

彼女は、中二の時、当時の番長と同じクラスになった。
そこで番長にイジメを受けた。
僕は怖くて、それをやめさせるようなこともできなかった。

中二・中三の彼女の苛められぶりは、可哀そうとしか言いようがなかった。
女子たちとはそれなりに上手くやっていた。でも、番長からは苛められていた。
きっと、番長は万由子のことが好きだったんだと思う。

助けられない。でも、自分が標的にされたくない。僕のトラウマの一因はこれだ。
僕は自己嫌悪に陥り、食事を摂れなくなった。それが僕の摂食障害の始まりだった。

彼女は、頑張って勉強し、有数の進学校へ行った。
卒業後、街で見かけた。

万由子「藤原君、お久しぶり。卒業式以来だね。」
僕「うん。マユちゃん、少し雰囲気変わったね。良かった。元気そうで。」

万由子「あ、そうそう。その・・・卒業式、誰かに・・・ボタンあげたの?」
僕「貰ってくれる人なんていないよwあ、知ってる、〇〇、ボタン20個用意して、全部持ってかれたってw」
万由子「私・・・待ってたのになぁ。藤原君が来るの。」

僕「・・え・・ちょっと・・」
万由子「なんてねー。またね。バイバイ。」


万由子「藤原君。久しぶりやなぁ!成人式で戻ってきてよかったわぁ!」
僕「マユちゃん?綺麗になったねぇw振袖似合ってるよ。でもなぜ関西弁w」
万由子「うち、今、京都なん。しゃべり方が、写ってしまって(笑)」
僕「あー、こんなに綺麗になるなら、中学時代に戻って、玉砕覚悟で告白しておけばよかった!ワンチャンあったかもなぁw」
万由子「あはは。藤原君とは無理やったわぁ。もっと身近で、もっと大切な人やったし。。。w」

そっと、万由子の手を握った。万由子はニコニコしていた。
万由子「・・・思い出は、思い出のままがええよ。」
僕「どんどん美化されていっちゃうよ。」
万由子は、手をぎゅっと握り返し、そっと離した。
万由子「覚えていてくれて、ありがとうね。」
僕「忘れるもんか。僕の淡い時代の思い出なんだから。」



万由子「藤原君?」
僕「あー、ごめんごめん。マユちゃんの思い出にふけっていたよw」
万由子「えー、ありがとうwそうだね。今だから言えるけど、藤原君、私の初恋だったな。」
僕「僕もだよw当時勇気を出してたら、違う道もあったのかな?w」

楽しく飲んだ。
万由子だけでなく、皆と連絡先を交換した。

僕は、万由子と連絡を取り始めていた。


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