彼女達との思い出
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381:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/18(水) 13:37:25.56 ID:itApp5of0
とある週末。
僕は万由子と会った。

万由子「まだ新婚さんなんでしょ?いいの?私なんかと会ってて。」
僕「じゃあ、なぜ僕と会ったの?」

分かってる。分かってるんだ頭の中では。
万由子は、僕の淡い記憶で美化されている。
今、彼女は主婦で、2児の母として平和に暮らしている。

僕は、これから父親になる。
分かってる。

僕「・・・なんだろうな。過去の清算?んー、別に過去にマユちゃんと付き合ってたわけじゃないけど、んー、変な感じ。」
万由子「私は今の生活に不満はないよ?だから、口説きたいなら他をあたってね。今日はたまたま用事がなかったから来たけれど。」

嘘だ。
それならもともと誘いを受けない。

僕「口説きたい?んー、そりゃあ、口説きたいけど、そこまで家庭を蔑ろにしないし、ホイホイとついてくる子なら、むしろ軽蔑するよ。」
万由子「そう、良かった。でも久しぶりね。二人で話すなんて。」
僕「あの頃は、時間なんて無限にあったからなぁ。」

僕は、懺悔したかった。
許されるわけでもないし、許してもらったらどうなるものでもない。
苛められているのを知っていたこと。
助けられなかったこと。

万由子「覚えてないんだ。じゃあ。」
僕「ん?」
万由子「藤原君は、ちゃんと助けてくれていたよ?」
僕「え。いや。助けられなかった記憶しかないよ・・・」

万由子「図書室で待っててくれたでしょ?一緒に勉強してくれた。」
僕「・・・」
万由子「帰り道、偶然を装って待っててくれた。」
僕「・・・」
万由子「だから、私は頑張れたんだよ?」
僕「そっか・・・よかった・・・よかった・・」

万由子「泣くことないでしょうw」
僕「歳とると涙腺が弱くなるんだよ!」

僕は、万由子を救ったんじゃない。
万由子が、僕を救ってくれたんだ。

本当の意味で、過去の呪縛から、解放された。
そんな気分だった。

僕「マユちゃん、今、幸せ?僕は幸せだよ。」
万由子「物足りないと思う日も、正直あるよ。でも・・・うん。幸せだと思う。」

僕「たまにでいいんだ。こうやって、お互い自由な時間の時に、お茶をする時間を共有するってのは、迷惑かな?」
万由子「何、誘ってるの?w私、もうおばさんだよ?w」
僕「僕もおっさんだよw家庭に干渉したり、自分の家庭を蔑ろにしたりはしない。そこはわきまえるよ。2人が危険だと思うなら、プチ同窓会でもいいよ。他の子も呼ぶから。」

万由子「そこまでされる時が引けるから。いいよ。たまにお茶するくらいなら。でも、その・・・あまり期待しないでね?」
僕「あれ僕そんなにがっついてる?そんなつもりもないんだけれど・・」
万由子「もう、おばさんをあまりからかっちゃだめよ?ふふ。」




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