【結城友奈は】 樹「失って得た掛け替えのない一日」 【勇者である】
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/12/08(木) 00:04:39.54 ID:oJP2LInOo

鍋を混ぜるお姉ちゃんの横でそう言いながら、そっとみんなに目を向ける

玉ねぎを切ったことでダメージを受けた夏凜さんと友奈さん

それを慰める園子さんと東郷先輩。凄く賑やかだ

テレビのようなBGMの流れている会話じゃないのに

なのに、それはとても気持ちがいい雰囲気で

「目が、目が……ッ」

「めつぶっしー、しっかり!」

お姉ちゃんも同じ光景を見て

小さく噴き出して笑うと「まったく」と、呆れているような声を漏らして鍋へと目を戻す

「そう言ってくれると、お姉ちゃんも嬉しい」

「……お姉ちゃんが嬉しいなら。私はもっと嬉しい」

そっと体を寄せると

お姉ちゃんは「甘えん坊なんだから」と言って

でも、何も言わずに受け入れてくれて体を寄せ合う

何か変な意味はなく、ただ寄り添い合いたいと思った

お姉ちゃんのことを感じたいと思った

それを受け入れてくれたお姉ちゃんは

おたまで一掬いしたカレーを鍋に滴らせて、とろみを見ると

もう少しかな。と頷く

その姿はやっぱり……お母さんの姿と、重なってしまった


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