木村夏樹のむきだし
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16: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 22:07:47.34 ID:CYpm3u/s0

「ぅぐっ…! な、なつき…ちゃ……か、は……っ!」


それなのにコイツは!
頼んでもいないのに、あんな手段を使って!
アタシとだりーの音楽に泥を塗るようなことをしやがった!
アタシとだりーでちゃんとやっていけるはずだったのに!


「…ぅ…ぁ……くる…し……!」


コイツが悪いんだ…。
コイツが全部悪い…。
あんな汚いモノ見せられて…死ぬほどゲロ吐いて…プライドを傷つけられて…アタシはなんて可哀想なんだ…まったく…。


「……な、つ………たっ…す……け……」


別にPをどうこうしようってわけじゃない。
ちょうど近くに細い首があったから掴んでみただけ。
アタシの苦しみをちょっとでもわからせてやろうっていう、茶目っ気さ。
そしたらPの奴、目を見開いて、口を鯉みたいにパクパクさせて…本当に良い反応しやがるから、アタシもつい調子に乗って少しずつ手の力を強くしてしまう。
男のくせにこんな華奢な首しやがって、本気で力を籠めたら折れてしまいそうだ…。
顔は真っ赤、目も虚ろになってきたのを見て、流石にブレーキ。それと同時に頭の中のぐちゃぐちゃも落ち着いてきた。

そこで気付いた。
小さいけど妙な異物感…。
尻の下にさっきまでなかった筈の何かが現れていたことに気付いたんだ。
アタシはPの腹というよりかは股間辺りに乗っかっていた。
そこに突然現れた何か硬い棒状のモノ…。


「は……? アンタ…冗談だろ……」

「かはっ! はぁ゛ー゛ー゛ー゛っ、はぁ゛ーーーっ、はぁーーーっ!」


このときのアタシの心情はなんだったろうか?
呆れ? 悲しさ? 失望? 怒り? 一番近かったのはたぶん、悔しさだ。


「はぁーー、はぁーー、はぁーー」


Pはぷるぷる震えながら怯えるような目でアタシを見ていた。

なんなんだコイツは…。

首を絞められて股間をおっ立てて…なんなんだこのド変態は…。
豚男に進んで犯されに行って、土下座して、女のアタシに簡単に組み敷かれて、抵抗もできず殺されそうになって…。
こんなヘタレが男だと…いや、自分と同じ人間だと思えなかった。
そんなに奴にずっとプロデュースされていたことがたまらなく悔しい。


「はは…なんだよ…この硬いのはよ……」

「ぁ…いや…これは…っ!」


尻に感じる硬さは少しずつ存在感を増している。
そこで…アタシの心に魔が差した。
もしこれがあの豚男みたいな奴だったら話は別だが、コイツは見てくれだけは美少女…。
その美少女の股間にどんなモノがぶら下がっているのか、なんの気の迷いか分からないが、アタシは純粋に興味をそそられてしまったんだ。


「…くくっ……見せてみろよ」

「な…待っ! やめて……っ!」


アタシは腰を上げ身体をPの横にずらして、そのベルトに手を掛けた。
Pは慌ててそのアタシの手を掴もうとするが…。


「さわるなっ!!!」

「っ!」


一喝してやるとPの手はピタリと止まった。
そんでまるで飼い主に叱られた小型犬みたいに、色んな気持ちが綯交ぜになってそうなつぶらな瞳でアタシを見つめてくる。
憐れを通り越して滑稽ですらある。


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