木村夏樹のむきだし
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20: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 22:13:56.10 ID:CYpm3u/s0

◆◇◆◇◆◇◆


「ふぁぁぁ〜〜ねむい〜〜」


結局昨日はメッセージの着信音が鳴りやまなくて、みんなに返信してたら睡眠不足になっちゃった。
やっぱりあの音楽番組に出たらそうなるよね〜〜。
アイドルやってるのを知ってた学校の友達からはもちろん、顔を知ってるだけだった人からも(あ、そういえばどこから私のID知ったんだろ…? ま、いいや! これも有名税ってヤツかなっ♪)アイドル頑張ってねって言ってもらっちゃったり。
そうなると返信の文章にも力が入るってもんですよ!
やっぱりファンは大事にしないとね!


「ファン…ファンかぁ……へへっ!」


低空飛行の期間は長かったけど、少し前から大きなお仕事も増えてきてなんだかいい感じ!
昨日までは知る人ぞ知るアイドルユニットって感じだったけど…え、来てる?
もしかして私たちの時代来てる!?
昨日の歌番組出演で更に火がついちゃう!?


「うっひょー! アイドルリーナ! 新章かいま……あ」


道行く人の冷たい視線…。
そういえば通勤時間の街中だった〜〜。
うひゃ〜〜!


「……ごほんっ…さ、さ〜急がなきゃなぁ〜〜」


振り上げかけた手を下ろして、その場からエスケープ!

向かうのは学校じゃなくて事務所。
お昼前に音楽雑誌の記者さんからの取材を受けるんだとか。
今日学校へ行けばきっと皆にスター扱いされたんだろうけど、お仕事なら仕方ないよね。かなり残念だけど!

事務所のドアを開ける前に深呼吸。
途中からちょっと小走りだったけど、髪ぼさぼさになってないかなぁ…。
うん…たぶん大丈夫…よし!


「おはよーございまーす!」


ギィギィ鳴るドアを開けながら、誰に向けるでもない元気な挨拶を一発。
目が合った事務員さんに改めて挨拶しつつ事務所の奥へ。
パーティションからひょっこりと顔半分を出して覗くと…あ、やっぱりもう来てる♪
でもさっきの私の挨拶は聞こえていなかったみたいで、パソコンを見つめてお仕事続行中。
もう一度髪に手櫛をかけて、パーティションから身体を出した。


「おはようございます、P−さんっ♪」


昨日のテレビのお仕事を取って来てくれた偉大な私のプロデューサーに、精一杯の元気を籠めて挨拶する。
するとPさんの瞳がこっちを向いて…。


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