23: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 22:18:11.18 ID:CYpm3u/s0
「なつきち!? な、な、なに!? どうしたの!?」
「はぁ〜〜もう少しこうさせて……」
「あわわっ…なつきち…?」
お腹と胸から感じるなつきちの体温と目の前のカッコいいうなじからの香りに、同性なのに妙にドキドキしてしまう。
いや、なつきちに抱きしめられてドキドキしない女の子はいないと思うっ!
両腕ごと抱きしめられて成す術もなくじっとしてるしかなかったけど、なつきちの深呼吸に数回耳をくすぐられると解放された。
「ふぅ〜〜…。おはよ、だりー」
「う、うん、おはよう…いきなり抱き着いてきて一体どうしたの…? って、声はガラガラだし…あ、瞼もなんか腫れてない?」
改めてなつきちの顔を見ると、泣きはらした翌日みたいに瞼は腫れて、それにPさんと同じようにクマもうっすらとできていて…それに少しやつれて見えた。
「あ〜〜、ん〜〜、そうだな……昨日観た映画がちょっとアレでな…泣いて喚いてしてたらこうなっちまった、ってことで…」
「何その映画!? なつきちがそんなになるなんてスゴそう! タイトル教えてよ!」
「ははっ……だりーにはまだ早いよ」
「えぇ〜〜一歳しか違わないのに〜〜」
なつきちにポンポンと頭を撫でられると、まぁいいかなんて思っちゃうから敵わない。
「それで……何の話してたんだ?」
なんだかはぐらかされたような気もするけど、言われて思い出して、またテンションが上がってきた!
「そうだ! 聞いてよなつきち! CMだよ! 私たちにCMのお仕事なんだって!」
「CM……へぇ……」
「昨日会った社長の会社のCMなんだって! すごいよね! ゴールデンタイムに毎日私たちがテレビに映っちゃうんだよ!」
「そうか…あの会社の……くくっ」
「あれ…?」
なつきちのリアクションは予想に反して平坦で、ひょっとしたらもうPさんから聞いてたのかなって、Pさんを見てみたら。
「………っ」
Pさんは苦虫を嚙み潰した顔っていうのか…辛そうな表情に見えた。
あれ?
なんでだろう…何か違和感…。
あ、寝不足で眠いの…?
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