9: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 21:57:48.50 ID:CYpm3u/s0
気付けば直線距離で5mくらいの距離にまで近づいていた。
もちろん無防備に体を晒しているわけじゃない。アタシと二人の間にはセットのスペアか何かが置かれていて、それが丁度いい壁になっていた。もっとも、光があるのは二人の側にだけだったから、よっぽど大胆に物陰から体を出さない限り気付かれることはなさそうに思えたが。
セットの陰に身を隠したまま、左目だけを覗かせると、コンテナケースに腰を下ろしているブ男が正面から見えた。
そして…。
「っ!?」
あぁ…ちくしょう…Pさんは…あぁ……ブ男の前で床に跪いてアタシに背中を見せている…。
両手をブ男の腿に置いて…ちくしょう!ちくしょう!ちくしょう…頭を上下に動かして……。
アタシは…まだ何も見ていない…。Pさんがブ男の前で跪いているのを後ろから見ただけだ…。
でも…でも!
その体勢が意味するところが分からない程、アタシもガキじゃない…。
男同士だっていう否定条件も、Pさんの容姿のことを思い出すと気休めにもならない。
この状況にどうにか別の理屈をつけようと、ショートしっぱなしの脳をフル回転させたところで何も浮かんでこない。
そうこうするうちに有無を言わさぬ答え合わせを押し付けられる。
「あ゛ぁ゛〜〜♪ Pきゅんのオクチ最高だよぉぉ♪ ほらっ…もっと…おぉぉう♪ 奥まで咥えて…んほぉぉ♪」
「んぶっ!? んんんっ! ぐぷうう゛う゛っ!」
ブ男のグローブみたいな手がPさんの小さな頭を掴み、自分の股間に抑えつけると、やられたPさんの背中がこの距離でも分かるぐらいに大きく震えた。
自分の股間の前でPさんの頭をボールを扱うみたいな手軽さで好き放題にシェイクするブ男…あぁぁぁぁ!
なんだ!なんなんだこれは!?
アタシの頭の中で誰かが意味不明のシャウトを叫び散らしている。
アタシの頭蓋骨がスピーカーにでもなっているんじゃないかってぐらいに頭がグワングワン。
そのくせもうよせばいいのに、アタシの目ん玉はPさんの上下に弄ばれる後頭部を瞬きも忘れて見続けている。
目が離せない。いや、頭が動かせない。いやいや、体の動かし方を忘れてしまったらしい。
「ん゛ん゛ん゛っ!! げぼっ!ごぼぉっ!」
「あらぁ? ごめんねぇPきゅん♪ 突っ込みすぎちゃったぁ?」
「げほっ! んぐげほっ!んっ……はぁーーっ! はぁー、はぁ、はぁ……」
おかしなところまでナニカをつっこまれ噎せたPさんは激しく咳き込んだ後、顔をナニカから逸らすように俯き、ぐったりと呼吸を繰り返す。
ブ男はまたPさんの頭を掴んでナニさせようとしたが、Pさんはまるでイヤイヤをするように小さく首を横に振った。
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