妖狐の国の座椅子あふたー
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281:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:13:21.02 ID:jCAv+IA40
ヤオ「はぁ」

くぅこ「もぐもぐ……もうなくなってしまったでごじゃるよ」

師匠「ほっほ。まぁその早食いもまた、何処ぞやで役に立つかもしれの」
以下略 AAS



282:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:13:47.27 ID:jCAv+IA40
ヤオ「そうか。はむっ」

くぅこ「……じー」

ヤオ「……欲しいのか」
以下略 AAS



283:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:14:44.80 ID:jCAv+IA40
…………………………

だがあにじゃはそんなせっしゃを完全否定することなく受け入れてくれようとしていた。

ヤオ「くぅこ、貴様は忍者を目指すことを諦めたほうがいい」
以下略 AAS



284:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:15:21.85 ID:jCAv+IA40
このとき、せっしゃに本当になんの才も無ければそれも良しとできたかもしれないが

皮肉にもせっしゃは師匠様の言う通り戦闘面の才能だけはあったようで、それが更にあにじゃの言っている言葉を理解できない障害物となった。

せっしゃは力を認めてもらおうと新しい術を習得する度にあにじゃへ組手を挑んだ。
以下略 AAS



285:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:15:55.47 ID:jCAv+IA40
結局、一矢も報いることのない内にあにじゃは師匠様のもとを離れて行ってしまった。

悔しかった。

そこからはできるだけ我を切り捨て、あにじゃの目指していたであろう理想の忍者像だけを追って修行を続け、ときは流れてせっしゃは姫様に仕える身となった。
以下略 AAS



286:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:16:39.19 ID:jCAv+IA40
…………………………

その結果何時しかせっしゃは

盗賊「ひっ!わ、悪かった!別に姫様にどうこうしようってつもりはなかったんだ!ただ金目の物が欲しくてっ!だから、い、命だけは……!」
以下略 AAS



287:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:17:18.29 ID:jCAv+IA40
………………………………

その後、せっしゃがあにじゃの言っていた言葉の真意を完全に理解できたのはあにじゃに命を奪われかけたときだった。

ヤオ「…だから忍者を志すことをやめ、抜け忍となることを勧めたというのに」
以下略 AAS



288:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:17:44.31 ID:jCAv+IA40
だから、いつか来るかもしれなかったこの敵対する瞬間を、兄妹弟子同士で殺しあう瞬間を、必死に避けようとしてくれていたのだ。

己の信じる私情に揺さぶられない忍者になりきるために。


以下略 AAS



289:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:18:25.02 ID:jCAv+IA40
……………………………………

くぅこ「はぁ…!はぁ…!」

ヤオ「その程度か」
以下略 AAS



290:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:19:04.44 ID:jCAv+IA40
ヤオ「やはり、あの男に甘やかされてさらに弱体化したと見える」

くぅこ「主殿は関係ないでごじゃる!」

そう、例えせっしゃがあの血を血で洗う冷酷な狐のまま戦い続けていたとしても彼に一矢報いることができたか。
以下略 AAS



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