304:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:28:33.79 ID:jCAv+IA40
男(座椅子しか能の無かった前までの俺とは違う)
…………………………
『…主殿は一度たりとも的に手裏剣を当てたことは無かったと記憶しているでごじゃるが』
305:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:29:08.84 ID:jCAv+IA40
男「……頼むぜ」
シエン「ぬっ!?」
男「くぅこ!!」
306:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:29:41.09 ID:jCAv+IA40
シエン「まさかそのような獲物を隠し持っていたとは……しかしまだまだ……」
しらこ「シエン上だ!!」
くぅこ「上出来でごじゃるよ!!」
307:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:30:16.76 ID:jCAv+IA40
しらこ「い、いつの間に」
男「くぅこ、またヤオとやりあったんだろ?大丈夫だったのか?」
くぅこ「たたかうまでも無かったでごじゃるよ」
308:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:31:14.34 ID:jCAv+IA40
くぅこ「さてしらこ様、今度こそ覚悟してもらうでごじゃるよ」
しらこ「ひっ!!」
男「やめろくぅこ!!」
309:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:31:47.77 ID:jCAv+IA40
しらこ「男殿……」
しらこ「ふふっ、いいんだよ。くぅこ殿の言う通りだ。ボクは快く話に乗ってくれたあなた方を裏切ったんだ」
男「そりゃあびっくりしたけど……くぅこも無事みたいだし、俺はもう怒ってないよ。気にすんなって」
310:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:32:17.94 ID:jCAv+IA40
男「お、おいおい」
くぅこ「やはり血は見たくないでごじゃるか?そういうことなら先に屋敷の外に出ていても構わないでごじゃるよ。ことが済んだら追いつくでごじゃる」
くぅこは鞘から短刀を抜くと座り込むしらこの首に刃を近づけた。
311:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:33:13.06 ID:jCAv+IA40
男(こ、こんなの、おかしいだろ)
くぅこ「主殿、出て行くなら早くした方がいいでごじゃる。死への恐怖は感じる時間が長いと一度決めた覚悟も揺さぶってしまうでごじゃるよ」
男「そ、そうだ!命令だくぅこ。そんなことはやめろ!」
312:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:34:06.45 ID:jCAv+IA40
くぅこ「主殿」
男「な、なんだよ」
俺をキッと睨んだ彼女の顔には鬼神すら宿っているように見えた。
313:名無しNIPPER[saga]
2017/06/22(木) 06:34:58.47 ID:jCAv+IA40
命令は使えない。
しらこも死を受け入れようとしている。
この状況をなんとかして止めたいなら、くぅこの怒りの矛先を向ける場所を新たに作りながらしらこの諦観を正さなくてはならない。
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