24: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/06/17(土) 22:02:05.82 ID:BGljWOh70
「ちょっと、うわっ……危ないですよ。ごめんなさ…って顔真っ赤じゃないですか……んふふっ」
「バカ! バカ! バカっ!」
「あ、でも、そうだ! カラダの相性は悪くないと思うんで、せふれとかどうですか? お互いの都合のいい時だけ」
「は…? せ、ふれ…?」
せふれ? せふれってなんだっけ? 聞いたことあるぞ?
せふれ…せふれ…セフレ…って…おい。
「ふざけんな…………っ」
「やっぱダメか。あはっ」
あと残るはヘッドボードに置かれた四角形の置時計。それも手に取る。
「あっ、それは! あぶなっ!?」
ニヤケ面があっという間に慌て顔。いい気味だわー。でもまだまだムカムカムカムカ。
「ふざけんなよ…この、クズっ!!」
頭がカーッとなってて、気付いた時にはぶん投げてた。
そんでその瞬間、しまったと思った。
鈍い光沢のある表面の素材は金属で…つまりどう考えても人に投げつけていい重さと硬さのモノじゃなかった。
はぁとの手から離れた置時計は一直線にPの顔へ向かっていって…
「ぐっ!?」
幸い? それはPの顔面じゃなく、顔を守ろうとした左手首あたりに当たった。
時計が床に落ちたときの重い音に、頭の熱が急激に冷めていく。
もし顔に当たっていたらと想像すると申し訳ない気持ちまで湧いてくる。
「あ……だ、だいじょ……」
「痛ってぇ………っ!」
手首を摩るPは眉間に皺を寄せて見事に痛そうな表情。
Pの肩に手を触れようそしたところでPが立ち上がり、怒りのこもった瞳で見下される。
だけどPはそのまま目を瞑って二度三度深呼吸をして、目を開けた時にはもう怒りを抑え込んでしまったようだった。
「……危ないなぁ。ケガするところだったじゃないですか」
「ご、ごめっ……」
「あの日のことは、お互い様…ですよね? もう今日は帰ってもらえますか? これ以上暴れるなら…俺も何するか分かりませんよ」
「ぁ……ぅ……手大丈夫…?」
「もういいですから……はぁ」
「ぁ……っ」
うんざりした…そう書いてあるPの顔を見ているのがすごく辛くて、玄関へ向かってトボトボ歩き始める。
本当に反省してた。
モノに当たるとか本当に大人げないって…。
でもね、玄関のドアノブに手を伸ばしたところでね、Pが吐き捨てるように言ったの…
「…一回ヤったぐらいで何をカリカリと…処女でもあるまいし……」
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