77: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/07/10(月) 20:44:38.86 ID:yDxkFqKx0
「大丈夫、だから。今日はもう休みたい」
「ん、じゃあ家まで送ってく。女の子一人で夜道を歩くのは危ないからね」
彼女と歩くほうが不審者と遭遇するより危険だ。
わざと人通りの多い道を歩かされる。チョーカーを付けて歩く私は、繋いだ手がまるでリードのようだと思った。
これは、精神的にも肉体的にもきつい。先輩に会って、普段通りにできる自信は無い。
そもそも会わせてもらえる気がしない。
LINEだったらミカに監視されることはないだろうから、しばらく会えなくなることを先輩に伝えよう。
(これくらいなら、大丈夫だよね)
バイトが忙しくなったとか新しくサークル入っただとか、
ありきたりな理由をつけて送信する。数分経って『りょーかい』とだけ返信が来た。淡白な反応。
(寂しがってくれてるかなぁ……ないか…私なんてただの高校の時の後輩だ)
いけない、こんなことでネガティヴになっていたら、この先のことに耐えられないだろう。
(先輩に迷惑がかからないように……)
優先事項のトップにあるのは常に先輩だった。
208Res/150.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20