7:名無しNIPPER[saga]
2017/10/30(月) 20:25:31.79 ID:ubwWHrg5O
「うふふっ。Pさん、切なそうですね……」
その声にハッとして見上げると、そこには悪戯っぽい笑みを浮かべているゆかりの顔があった。
そこで俺は、さきほど彼女が言っていたことを思い出す。
――Pさんには『私の脚以外ではイケない』という微妙な呪いをかけましょう――
「ま、まさか」
俺の思考を見透かしているかのように、こくりと頷くゆかり。彼女はそれと同時に、俺の竿をぎゅっと握りしめた。
「ぎゅーっ♪」
「ああ……っ!」
射精するには十二分な刺激だ。それでもやはり、先走り汁がちょろりと垂れるだけ。欲望を溜め込むだけ溜め込み、発散できない……俺の男の象徴は、グロテスクなほどに膨張していた。もともとサイズとしては大きいほうだと
いう自覚があったが、それでもこの大きさは異常だ。
もう疑う余地はない。俺は彼女の呪いにかかっている。だから手淫では絶頂に達することができない……。
「Pさん、かわいい……♡」
この状況を作り上げた張本人であるところの少女は、愉しげな表情で俺の頬をさらりと撫でる。
ひょっとしなくても……彼女は、サディスティックな一面を持つのではないだろうか。
「ゆかり、頼む……」
「頼む……Pさんは、私に、どうしてほしいのですか?」
俺の答えなんてとうにわかっているだろうに、ゆかりはそれでも俺の口から言葉を求める。真紅の瞳が、ひときわ妖しく輝いていた。
21Res/21.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20