わたしとヒトとアライさん
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21:名無しNIPPER[saga]
2017/11/09(木) 01:01:29.20 ID:BBRlU/0B0
飼い主「よくやったねパスカル。助かったよ」

飼い主は大型犬を労い、身体を手の平で撫でる。大型犬はそれに尻尾を振って答え、飼い主からは笑い声が漏れた。

パートナーの労い兼スキンシップを終えた飼い主が男を視界に収める。

彼の足にはまだトラバサミの刃が食い込んでいるのだ。

飼い主「すみません今外します。そのままにしててください」

罠を外す為に飼い主が男の足元に跪いた。手に持った工具を押し、捻り、力を込めて罠を外す。

工具をポーチに突っ込み、代わりにガーゼと消毒液を取り出す。

飼い主「よし…このまま傷の手当もしておきますね。ちょっと染みますけど我慢してください」スッ

男「あ…あぁ。頼む…ッ!!」ビクッ

飼い主「それにしてもハエガイジどもが罠を使うようになるなんて…」シュルシュル

男「あぁ…」

男「いや、確かお父さんが何とかとか言ってたような」

飼い主「お父さんが言っていた?罠の使い方を?まさかアラ信の人達がここまで来てるんじゃ」

男「…多分」

飼い主「こんなコロニーを今まで隠し通せていたのも、まさか」


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