172:名無しNIPPER[saga]
2017/12/04(月) 20:06:28.85 ID:I83lcKI00
……………………
もしかしたら、今も僕についてきてくれているのかもしれない。そう思って歩幅を小さくしてみた。
173:名無しNIPPER[saga]
2017/12/04(月) 20:07:03.32 ID:I83lcKI00
僕たちにとっての始まりの地を訪れた。相変わらずオンボロでカビ臭くて、いつ取り壊されてもおかしくないその場所で、僕は十五円を放り投げて跪く。
目を瞑る。『僕を救ってください』なんて、もう図々しいことは願わない。ただ、目の前にいてくれるだけでいい。僕の目の前でまた笑ってくれるだけでいい。なんでも捧げてやる。供物なら、ここにある。
174:名無しNIPPER[saga]
2017/12/04(月) 20:07:29.26 ID:I83lcKI00
かなりの時間が経った。一時間くらいずっと目を瞑っていたかもしれない。でも、温もりは感じられなかった。
175:名無しNIPPER[saga]
2017/12/04(月) 20:08:01.60 ID:I83lcKI00
なうろうでぃんぐ(-ω-)
176:名無しNIPPER[sage]
2017/12/05(火) 00:19:49.56 ID:PWDsLgHeo
乙
177: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2017/12/11(月) 04:27:07.58 ID:LakI5gP+0
今思い返してみれば祈ることにはなんの意味もなかった。いつまで経ってもまこもが見えなかったからではない。僕は根本から間違っていたのだ。
まこもは今も僕の近くにいる。なのに姿が見えない。それが分かっているのなら、僕にできることなど最初からただ一つだけだった。
178:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 04:27:47.88 ID:LakI5gP+0
179:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 04:28:28.60 ID:LakI5gP+0
「今日も疲れた。これ、今日のだから」
机の上にいなり寿司と油揚げを置いた。こうしておくと明日の朝にはなくなっていて、かわりに美味しい味噌汁に変わっている。
180:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 04:29:07.85 ID:LakI5gP+0
「僕と一緒に寝るか?」
冗談気に独り天井にぼやいてみる。目を瞑って、耳をすます。
181:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 04:29:50.90 ID:LakI5gP+0
……………………
「ただいま」
182:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 04:30:45.92 ID:LakI5gP+0
「お先に失礼します」
「おつかれー」
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