Pの姉妹はトレーナー!【アイドルマスターシンデレラガールズ】
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374: ◆Xx4o45zWU.[saga]
2018/01/21(日) 19:44:22.37 ID:M/4VaMYQ0
それにそんな弱気な彼女を見るのは初めてで、苦しくなる。
横に座っている彼女を見ても、その横顔はやはり初めて見る表情で、目尻に浮かべた涙は零れ落ちて頬を伝っていた。

俺のお腹の奥がじわーっとなって、胸の辺りが震えるような感覚に陥った。

麗「詠には幸せになってほしい。お前がうちに引き取られてからずっとそう思ってたし、そのことだけを考えて生きてきた。だから私のために詠が苦しんでるのは……」

詠「うるさいっ!!」

俺は自分を抑えきれずに、彼女に怒鳴りつける。
麗姉ちゃんはビクッと肩を振るわせて驚きの表情で俺を見る。

詠「俺がよければ姉ちゃんはどうなってもいいのか? 俺は嫌だよ。俺だって他のみんなの幸せを願ってるし、自分のせいで姉ちゃんたちが辛い思いしてるのも知ってるけど……」

考えがまとまらず、言ってることも支離滅裂で、自分の感情をそのままぶつけるなんてひどく醜いことのように思えるのだが、それでも言わなきゃいけなかった。

詠「麗姉ちゃんがそんなこと言うなよ……」

誰よりも頑張ってる彼女が自分を否定している姿を見るのが悔しかった。
そんなの許せなかったのかもしれない。

同時に何で俺がこんなに熱くなっているのかもすぐに分かって、心が握り潰されて弾けたようだ。
全身にパッとした明るい感情が駆け巡ったように目の前が明るくなって、直後に明姉ちゃんの『自分でも気が付いてない』って言った意味に合点がいく。

そしてまたその直後、真っ暗にフェードアウトするような寒々しい感覚が全身を襲う。
それは自分へ好意を向けてくれた彼女たちの期待を裏切ることに対する後ろめたさに他ならなかった。



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