19: ◆tues0FtkhQ[saga]
2018/02/20(火) 23:20:03.83 ID:0tmVZ+lM0
「はぁ……はぁっ、ぷろでゅーさー」
絶え絶えの呼吸の中で、ぱたんと茄子さんのカラダがこちらに倒れてくる。
それを受け止めようと自分の身体はあっさりと動いた。
火照ったカラダを寄せ合うと、茄子さんの目尻に涙が浮かんでいるのに気づく。
今度はホンモノで、それが行為のせいではないとすぐに分かった。
私はやっと答えを見つけた。
「……寂しかったんですよ」
「はい」
「もうお側にいるだけじゃ足りないんです」
「すみませんでした」
どちらからともなく優しく口付けを交わす。
軽く唇が触れ合って、吸い寄せられるようにもう一度。
唇を、舌先をそっとなぞりあって、唾液と共に気持ちも交換し合う。
「分かってくれたならよろしいですぞ〜」
茄子さんは瞳を潤ませて、少しだけ微笑む。
その姿は、なぜだかいままで見たどんな瞬間よりも美しく見えた。
『この先が泥沼だとしても、目の前の人のことを忘れたりなんてしてはいけない』
強烈な御姿はその想いをこころに強く傷跡として残したような気がした。
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