ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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42:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/04(土) 02:24:48.74 ID:Dug4bC3h0


オイゲン「はい、召し上がれ。足りるかしら?」

指揮官「十分だよ。美味しそうなサンドイッチだ。ありがとう、いただきます。ん……ピクルスが入っているのか!!」

オイゲン「ええ。……おいしくない?」

指揮官「いや、まさか!!正直なんで今までなかったのか不思議に思うくらいだ。すごくおいしいよ」

オイゲン「よかった……!!本当はもっと手の込んだものを作ろうと思ったんだけど、時間が遅かったから手軽にできるのにしたわ」

指揮官「そうなのか?鉄血では夜はkaltessenといって軽いもので済ませるらしいじゃないか」

オイゲン「よく知っているわね、kaltessenなんて。正直、びっくりしたわ。鉄血の文化を知っているのね」

指揮官「ああ、ヒッパーがそう言っていてな。食事を作ってくれていたんだが、夜にこれだけかと言ったら怒ってそう言っていたんだ」

オイゲン「……そう」

指揮官(窓の外を眺めてながら思い出す。一週間ほど前のことだというのにずいぶん前のことのように感じた)

指揮官(そう言えばここでもヒッパーと一緒に食事をとったことがあった。この仮想世界に来たばっかりの頃、ひと月半程前のことだ)

指揮官(まだ入院……と言えるのかは分からないが、病院で暮らしていた頃に。ヒッパーはよく俺を介助してくれていた)

指揮官(懐かしい。……記憶が戻った今、もうああいう風に一緒に過ごすことはできないのかもしれない)

指揮官「……ん、おいしかった。ごちそうさま」

オイゲン「お粗末様……」

指揮官(サンドイッチを食べ終え、オイゲンに礼を述べる。そこで目をオイゲンに向けたことで気が付いた。オイゲンはとても辛そうにしていた)

指揮官「オイゲン?どうしたんだ……?」

オイゲン「えっ?っ!!いえ……なんでもないわ、指揮官。後片付けするから少し待っててもらえる?」ニコッ

指揮官「あ、ああ……」

指揮官(取り繕って笑顔を浮かべるオイゲン。長い付き合いの俺には分かる。久しぶりに見た、作り物の笑顔だった)




オイゲン「……」

指揮官「……!!」

指揮官(すぐ近くに感じる体温。息遣いは勿論ほんの少しの身じろぎですら分かる。鼻はまだオイゲンの匂いに慣れてくれていなかった)

指揮官(俺は今、オイゲンと同じベッドで寝ていた。オイゲンに背を向けてはいるが、背中が触れてしまいそうだ)

指揮官(セミダブルのベッドは一人で寝るのには十分だが、二人で寝るのには小さかった。眠れそうにない)

指揮官(事の始まりは俺の様子を見守るためということでオイゲンは俺と寝ると言い出したことだ)

指揮官(理由が理由なだけにさすがに遠慮しづらかった。が、ベッドを譲り椅子で寝ようとした俺にオイゲンが異を唱えた)

オイゲン『私は人からベッドを奪ったりしないわ。そもそも、指揮官は負傷しているのよ?ちゃんとベッドで寝なさい』

指揮官『俺も女の子を椅子で寝かせて自分はベッドで寝たりしないんだ。大丈夫、机で寝るのには慣れてる』

オイゲン『……なら、一緒に寝る?』

指揮官『!?』

指揮官(さすがにどうかと思ったが、俯き気味の上目遣いで悲し気に『私と寝るのは嫌……?』などと聞かれて断れるわけがなかった)

指揮官「……っ」


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