11:名無しNIPPER[saga]
2018/10/24(水) 23:53:58.52 ID:sTNRC3X20
暑ッッ!!!
別段冷房も効いていない校舎だったが、いざ真夏の直射日光の下に体を晒すと、途端に文芸部室が恋しく感じられ、ハルヒの決定に対してもっと強情に異議を唱えなかった自分の選択を呪いたくなる。
ハルヒ「ほら、さっさと行くわよ」
足取りも軽やかに校門を目指すハルヒが、振り返って俺を急かす。
長門と古泉も涼しい顔だが、暑いのには相違ないだろう。朝比奈さんは日傘を差している。
最寄りの公園までは数百メートルの距離だが、そこへ辿り着くまでに体力ゲージの大半を消費しちまいそうな気がする。こんな日に公園で自衛隊の訓練めいたことをやろうというのは、とち狂っているとしか思えない。
早くも額に玉の汗を浮かべながら、呪詛の言葉を脳内で並べてみるも、体は従順にハルヒに着き従って歩みを進める。
終わったらアイスでも食べるか……。
横手のグラウンドから、野球部やサッカー部、ラグビー部、陸上部の足音、掛け声、ホイッスルの音、白球を強打する金属音が、砂埃と一緒くたになって曖昧に薄められ、中空に響く。
こんな炎天下で、運動部員はよく平気でいられるな。
人間の適応能力とはすごいもんだ。
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