16:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 09:57:35.16 ID:c2+GUrB70
キョン「ごろん、と」
ハルヒ「あんたのそれは、ただ前転してるだけじゃないの。斜めに回るって書いてあるじゃない」
古泉「パルクールの受け身は柔道等の受け身と違って、足を折りたたんでおいて、回り終わったらすぐ立ち上がれるようにしているんですね。手も、地面を叩くのではなく、押し返して立ち上がる力に利用する、と」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 09:58:47.86 ID:c2+GUrB70
ハルヒ「まぁ、ロールはこんなもんでしょ。コンクリの地面でやれって言われたら厳しいものがあるけど、導入としてはこれくらいでいいかしらね」
キョン「体を守るための受け身で、逆に体が痛いんだが」
古泉「慣れるまでは、骨の出っ張っている部分を地面にぶつけて、却ってどこか傷めてしまうこともあるかも知れませんね。コツがわかれば、コンクリートの地面に向かって飛び降りてから受け身をしても、全く痛くないらしいですが」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 10:02:12.17 ID:c2+GUrB70
少し休憩を挟んだ後、俺たちは公園内の遊具が密集しているエリアに移動し、鉄棒や低いブロック塀を使って「ヴォルト」の練習を始めた。
ヴォルトというのは障害物を飛び越える動きの総称らしく、初心者がすぐに出来るものから高度な宙返りに派生するものまで、数多の種類があるらしい。
一先ず初心者向けのハウツー動画を見てわかったのは、一番簡単なものが「ステップヴォルト」という、障害物に脚をかけて乗り越えるものであるらしいということだ。
ハルヒ「これ結構簡単そうじゃない?片足かけて、よいしょって乗り越えるだけでしょ?」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 10:04:29.35 ID:c2+GUrB70
鉄棒の次は、20cmほどの幅のある低いブロック塀を使って同じステップヴォルトをやってみる。
同じ動きでも、手は握るのか置くだけなのか、足をかける幅がどれくらいあるのか、という細かい所が変わるだけで、体感も少しずつだが変わってくる。
古泉「ステップはまだ比較的楽に出来ますね。細かい部分を直し始めると、かなり奥の深い動きみたいですが」ヒョイ
20:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 10:06:09.55 ID:c2+GUrB70
ハルヒ「今更だけど、やっぱり靴がちゃんとしてると全然違うわね」
確かに、この間の学生服にローファーという出で立ちに比べ、動きやすさが各段に向上しているというのは、素人の俺でもわかる。
ハルヒ「えーっと次は……『ツーハンドヴォルト』?」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 10:08:16.38 ID:c2+GUrB70
ステップ、ツーハンドと来て次は……モンキーヴォルトという技だ。
これは体育の授業で誰しも挑戦したことがあるだろう、両足を両手の中に通して跳び箱を越える閉脚跳びというやつだ。
ここから一気にハードルが上がってきたな。
古泉「急にパルクールっぽくなってきましたね。これ、跳び越えた勢いを利用してそのまま離れた場所に飛び乗ったりするようですよ」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 10:10:58.91 ID:c2+GUrB70
ヴォルトは他にも種類が沢山残っているみたいだが、ここからはどんどん高度なものになっていく為、この辺で終了とした。
というより、ハルヒが飽きて他の事をやりたいと言い出した。もっとも、長門なら今すぐにでも全部出来てしまいそうだが。
ハルヒ「さぁーて次は……壁を登ることにします」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 09:42:23.17 ID:Vsllp09x0
〜15分経過〜
ハルヒ「いやー……思ったよりムズいわね、これ」
みくる「涼宮さんと古泉君、惜しかったじゃないですかぁ。もう少しで上に手が届きそうでしたよ」
24:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 09:44:12.44 ID:Vsllp09x0
長門「……どいて」
ハルヒ「有希!」
ここに来て、見かねた長門が手を拱く一同に手本を示してくれるらしい。間違って、あの壁の上までひとっ跳び、なんてのは無しだぜ。
25:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 09:47:17.37 ID:Vsllp09x0
古泉「よっと!あぁ、惜しい!もう指先はかかってるんですが」
ハルヒ「私もだいぶ上達してきたわ。もう何回かやれば、いけそうなんだけど……」
ハルヒと古泉は、長門のアドバイスを受けて二回戦に突入した。
26:名無しNIPPER[sage]
2018/10/29(月) 11:59:25.34 ID:ekFTvSzoo
本編よりよほど平和な気が
27:名無しNIPPER[saga]
2018/10/31(水) 21:42:10.79 ID:Sj+k4oeQ0
所用で一週間ほど書けなくなる見込みです。
見てる人いるかわかりませんが、一応……。
28:名無しNIPPER[saga]
2018/11/07(水) 22:22:14.28 ID:i8TOTF7a0
ハルヒ「握力がなくなったわ!」
キョン「いつものテンションで言われると、ちょっと面白いな」
クライムアップとやらの練習を切り上げたハルヒと長門。
29:名無しNIPPER[saga]
2018/11/07(水) 22:24:09.35 ID:i8TOTF7a0
〜駅にて〜
ハルヒ「あー疲れた!もう筋肉痛が始まってる気がするわ」
キョン「体育の授業くらいじゃ中々体験できないハードさだったな……こりゃ明日が憂鬱だ」
30:名無しNIPPER[saga]
2018/11/07(水) 22:27:48.74 ID:i8TOTF7a0
〜次の日、朝〜
昨晩ハルヒたちと別れた後、床に入る数刻前から予感していたことだったが、よもやここまでとは……。
喧しい電子音が意識を眠りの底から一気に浮上させたのと同時に、条件反射で音の鳴る方へ手を伸ばす。
そこで全身をしたたかに襲う異変。
31:名無しNIPPER[saga]
2018/11/10(土) 22:29:58.04 ID:ZRPfxFLb0
〜夏、文芸部室〜
ハルヒ「ねぇ有希、ちょっと私のことむぎゅ〜ってしてみて」
長門「……」ムギュ
32:名無しNIPPER[saga]
2018/11/10(土) 22:32:46.71 ID:ZRPfxFLb0
ハルヒ「はぁはぁ、まったく……みんな揃ったわね」
まだ頬がほんのり紅潮しているハルヒ。
長門と何をやっていたかは俺の与り知らぬことだ。
33:名無しNIPPER[saga]
2018/11/10(土) 22:35:04.19 ID:ZRPfxFLb0
長門「……これを」
おもむろに団長席の傍まで来た長門が、差し出したiPhoneの画面をハルヒに見せる。
ハルヒ「有希、どうしたの……って何これ!こんなのあるの!?」
34:名無しNIPPER[saga]
2018/11/10(土) 22:36:34.30 ID:ZRPfxFLb0
ハルヒ「キョンも何だかんだ言いながら、割合慣れてきてるじゃないの。自分では自覚ないかも知れないけど、練習してる時けっこう楽しそうよ、あんた」
キョン「む……まぁ、楽しくないわけではないがな。凡人なりに、体を動かすことの楽しさは実感しているさ。ただ、初日のようにフルパワーで体力を使い果たすまで練習させるのは勘弁してくれ。何事も程々が一番だ」
古泉「そんなに遠くないところみたいですし、個人的には一度くらい行ってみたいですね、パルクールジム」
35:名無しNIPPER[saga]
2018/11/10(土) 22:52:14.58 ID:ZRPfxFLb0
内容的には需要なかったと思うけど、一度くらい自分もハルヒSSを書いてみたいと思い、得意分野に絡めて適当に作ってみました。
本当は夏に書き終えていてすぐに発表する予定だったけど(舞台設定も夏だし)、SS速報が長らく落ちていたので……。
パルクールの事についてはかなり力を入れて書いています。知識的なことについては、信用に足るものを書いているつもりです。
あと、R要素が無いならVIPでやれ!という声が聞こえてきそうですが、自分でもそう思います……。
何回か立て直ししたんですが、どうしてもVIPではなくRに立ってしまう。間違えた方のスレで「R要素が無いからと言って書いちゃダメという決まりはない」「続けて」と書き込んでくれた人がいたので、もう開き直ってRで最後まで進めました汗
36:名無しNIPPER[sage]
2018/11/11(日) 20:30:24.28 ID:qji0vZYgo
スレ立ては専ブラ使うとうまくいくらしいよ
もう少し続くかと思った
乙
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