とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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17:名無しNIPPER[saga]
2018/11/26(月) 22:14:10.51 ID:0PTk5Vl60
チャイムの音と共に、人が一斉に動き出した。
その多くはたった今二つの意味で終わったテストの話だったが、俺は話すだけの中身すらなかった。
くそっ、聖人だのレベル5だのとぶつかる時より怖かった。

「上条、何を浮かれない顔をしているわけ?
もしかしてテストが全くできなかった、なんて言うわけじゃないでしょうね」

「ああ、吹寄……おはようございます」

「それは朝に聞いたし今は昼よ!! 全く、折角朝は珍しくちゃんと来たと思ったら……」

「上条くん。このまま順調に行けば。留年待ったなし」

容赦なく心を抉ってくるな、こいつら。
吹寄と姫神。この二人は多分こんなテストなんて難なくこなしたんだろう。

「そもそもテストの存在すら知らなかった俺には最初から希望はなかったんだよ……」

「じゃあ聞くけど、テストだって分かってたらばっちりだったわけ?」

「……うん。まあ、うん」

「貴様には呆れたわ……」

「常に留年にチェックをかけ続けるのが。上条くんのジャスティスなの?」

「ぐふっ」

当然ながらそんなジャスティスはなかった。

「カーミやーん、テストは絶好調だったみたいで安心したぜい」

「良い性格してるよなぁお前……」


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