とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/11/26(月) 22:16:20.71 ID:0PTk5Vl60
「まあまあ、ものは試しっていうし?」

「じゃあほら。一つだけよ」

「おお、グッドだぜい!! じゃ俺のはどうかにゃー?」

「……あれ、美味しい。それも物凄く……」

「吹寄、それ作ったのこいつじゃないぞー」

「え……あっ、舞夏ちゃんね!! 道理でおかしいと思ったのよ!!」

「にゃはは、舞夏の腕前にひれ伏すがいいぜい!!」

「にしても、こんなタイミングにテストなんて悪魔の所業じゃねぇか?
今はなんたってあの大覇星祭の真っただ中だっていうのに」

そう。今、学園都市は大覇星祭開催中なのだ。
俺の両親は今回はどうしても折り合いがつかず来られないとのことだったが、大覇星祭中は広く一般開放されるため多くの親族や観客が押しかける。
街のあちこちで皆が青春の汗を流している中、俺たちはテストと洒落こんでいたわけだ。

「仕方がないのよ。今日はこの学校が出る競技はないし、うちはそこまで授業に余裕のあるところじゃないし今日が特別ね」

「だからこそ。テストの周知はちゃんとされていたはず。それに。もう一限で下校だから早帰りではある」

「にゃー。カミやん、明日の障害物競走は頼りにしてるぜい」

「つっても、相手は確かレベル3もそこそこいる中堅校じゃなかったか?
まともにぶつかっても勝てる相手じゃないだろうし、作戦は考えないとな」

「安心しなさい、作戦なら既に考案済よ。あとは細かい調整だけね」

そう言って吹寄は一枚の紙を鞄から取り出した。
手書きの絵や図をふんだんに使ったものだ。

ん? よく見たら一番上のタイトルが……『作戦計画書?』
しかも隅の方には無駄に『TOP SECRET』とある。
超ノリノリじゃねぇかこいつ。


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