とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
1- 20
34:名無しNIPPER[saga]
2018/11/28(水) 22:20:07.46 ID:n0b/+xFf0
「……迷惑な話よね。本当、早く捕まらないものかしら、犯人」

「いつかは捕まるだろうけどな。問題はそれがいつかってとこだ」

もうすっかり他の生徒は教室を出て、今この教室にいるのは俺たちだけだ。
開いた窓から生徒たちの話し声が聞こえてくる。
あまり聞かれたい会話じゃない。

「それに、ただの殺人じゃなくて……その、なんていうか……異常な犯行方法、なんでしょ」

テレビなどではあまりに猟奇性が高くショッキングなためか、ぼかした表現が使われていた。
だがその実態はネットに広まってしまっている。
誰もがアクセスできる。それを通して俺も事件の実態を知っていた。

「本当に異常極まりないにゃー。わけが分からないほどに」

「吹寄さんは。知らない方がいいかも。刺激が。強すぎると思う」

「……土御門はともかく、姫神さんも知ってるの?」

「何だかんだで。気になってたから」

「まあ、別に知る必要はねぇだろ。お前には無関係な話だよ」

吹寄の口ぶりからすると、それこそ何だかんだ言って気になっているのだろう。
だけど調べる勇気もないのか。別にそれで良いと思う。
あんなもの、興味もないのに嫌々調べたところでただ気分が悪くなるだけだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
75Res/77.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice