とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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55:名無しNIPPER[saga]
2018/12/07(金) 00:36:36.49 ID:BiscX6p50
「……一区切りついたところで、次の話に移りましょうか。
お集まりいただいた博識な皆様方には少々退屈な時間が続いたかと思いますが、あと少しお待ちください。
更にこの次から、最新の研究結果……本題に入りたいと思います。
すみません、このセミナーは学生も対象に含んでいるようでしたので」

プロジェクターにPCの画面が映し出される。
脳の図解のようだ。

(……ん?)

そこで俺はポケットの中のポケコンが僅かに光っていることに気付いた。
こっそりと画面を確認してみると、インデックスからの電話だ。
まずい。帰宅が遅れることを連絡していなかった。

そっと席を外し、通話に応じると途端にやかましい声が耳を打った。
こいつのことだから分かる。お前は次に『私の晩御飯はどうなるの』と言う!!

『遅いんだよとうま!! このままじゃ私の晩御飯がなくて飢え死にしちゃうかも!!』

合ってた。
なんて分かりやすい奴だ。

「あー悪いインデックス、帰るのはちょっと遅くなる。
何時ごろになるかはちょっと分からねぇけど、晩御飯なら冷蔵庫の中に作り置きしたのがあるから、温めて食べててくれ」

電子レンジをインデックスに使わせる。
それは非常に勇気のいる決断だ。
だ、大丈夫だよな? この前あれだけ散々温め方を教えてやったんだから。


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