とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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69:9月24日[saga]
2018/12/23(日) 00:39:58.22 ID:KNZOoLgc0
「本当に第三の事件が起きるとはな……」

全くの予想外というわけではなかった。
世間ではまだ続くという風潮が一般的になっていたし、黄泉川もその懸念は抱いていた。

しかし……この事件は一体いつまで続く?
第三の事件が起きた今、第四の事件ではどんな殺し方なのか楽しみ、などと不謹慎極まりない発言をする者もいる。

ネットは匿名だ。だが、匿名は何を言っても良いという免罪符ではない。
犯罪予告の類ではないから書き込みした人間を見つけて拘束、というわけにはいかないが、いくらなんでも言って良いことと悪いことの区別をもう少しつけるべきだ。

被害者の苦しみや恐怖、その友人知人遺族の悲しみと怒りを思えば、到底容認できる発言ではない。
教師としていかがなものかとは思うが、匿名をいいことに好き勝手ぬかすとは見下げ果てたヤツだと思うのを止められなかった。

しかし、何よりも許せないのは当然ながら三つもの事件を起こした犯人だ。
依然として犯人の正体はおろか、その手がかりさえ掴めていない。
通報者である上条当麻からも、有力な情報は一つしか得られなかった。

(もし手がかりになり得るものがあるとしたら……)

「黄泉川さん!!」

考えに耽っていると、鉄装綴里から声をかけられた。
警備員。黄泉川と同じく、今回の捜査チームへと加わった。


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