とある妄想科学の猟奇殺人(ニュージェネレーション)
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70:9月24日[saga]
2018/12/23(日) 00:40:38.83 ID:KNZOoLgc0
「鉄装か。どうじゃん、あっちの調子は?」

「駄目です。被害者との関係性は分かったんですが、それだけで……」

「最大の謎はそのままで、犯人に繋がるような情報もなしってことか……」

「はい。とても嘘をついているようには見えないんですけどね」

「それについては同感じゃん。わざわざ検査にかけたり読心能力者を用意させる必要はなさそうじゃん。
そこまでしなくても問題点は既に分かっているわけだしな」

ゆっくりと廊下を歩いていき、目的の部屋の前で止まる。
本当に、どうしたものか。全くただでさえ大覇星祭の真っただ中で忙しいっていうのに、と心の中で悪態をつく。

(……あるとしたら、こいつだけなんだが……)

その部屋で顔を伏せているのはピンクの髪をした少女。
別に黙秘しているわけじゃない。名前も被害者との関係性も分かった。なのに。

その時、黄泉川のポケコンから呼び出し音が鳴った。
上司と言える人物からの連絡。近くの人のいない場所へ移動してから、黄泉川は通話に応じた。

「はい――――」


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