223:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:34:15.29 ID:fRM7kkD70
「え、なになに?」
「…………です」
「なんだって?」
「要らないです……」
224:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:34:49.01 ID:fRM7kkD70
「…………」
「隠すな」
「…………」
「あー……」
225:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:35:36.89 ID:fRM7kkD70
思い切り抱きしめられて、全ての行動を封殺された。こうなると俺には何も出来ない。女子相手に力で負けるとか、割と悲しい話だと思うのだが。
「このまましないと、だめです」
「…………その執念はどこから来るんだよ」
「せっかくの初めてなので、どうか」
226:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:36:07.24 ID:fRM7kkD70
手で補助して狙いを定め、先端をゆっくり挿し入れた。彼女の膣内は俺を受け入れてか大きくうねって、肉ひだの一つ一つが執念深く俺の亀頭に絡みついてくる。
「……っ!」
「こら、爪立てんな」
227:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:36:36.50 ID:fRM7kkD70
ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて、彼女の中に自分自身を埋め込んでいく。焦らされているようで歯がゆいが、ここで派手に動いたら四葉のトラウマになる可能性もあるし。
それで言えば、俺の存在そのものが彼女たちに対する害悪なのは間違いがなかった。かつて二乃が言った、『俺の存在が彼女を腐らせる』主旨の発言は、大正解だったわけだ。
彼女の先見の明にひれ伏しながらも、そもそもこんなことになった原因はお前にもあるのだと責任転嫁する。そうでもしないと、この場で正気を失ってしまいそうだった。
現在進行形で理性と情欲との綱引きが行われていて、今はまだ理性が保てているから彼女への思いやりが残っているが、いざここで押し負けでもすれば、すぐにでも前後運動を開始してしまいそうだ。このもどかしさは疑うこともない毒で、早く自由に快楽を貪りたい。その思いは確かにあって、だからそれを殺すのに苦労した。
228:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:37:22.84 ID:fRM7kkD70
「…………はぁ、んっ……」
一度のピストンに十秒くらいかけながら、彼女の体を慣らしていく。意志と肉体が方向性の違いで乖離しかけていて、もうどうにもなりそうにない。
「……悪い、四葉。もう加減出来ないかも」
229:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:38:11.26 ID:fRM7kkD70
ここに来てそれは卑怯としか言えなかった。おかげで、せっかくセーブしていた感情があふれ出して、もう思いやりも何もかも捨て去り、ただただ己の快楽だけを追求するかのように、腰がひとりでに動き出す。
四葉の声色が、大きく変わるのが分かった。先ほどまでは控えめに喘いでいたのに、勢いづいてからは、声帯が暴れているみたいに、甘い叫び声をあげている。
そんなものを聞かされて我慢できるほど、人間が出来てはいなかった。
その結果、二人の肉体が一体化してしまうのではないかと危惧される勢いで、何度も何度も激しく体を打ち付ける。彼女からあふれた愛液がシーツを濡らすようになるレベルで、止まらずに体を合わせ続ける。
背中に食い込む爪の感触はいっそうリアルになって、それが唯一俺を現実につなぎ留める楔の役目を果たした。そうでもないと夢世界を飛び回っているみたいで、まるで現世を生きている実感がなかった。
230:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:38:44.07 ID:fRM7kkD70
一通りの反応が終わってから、いそいそと陰茎を抜き去る。そうすることによって堰が破られるみたいに俺が出したばかりの精液が漏れ出して、両者の体液が混じり合った淫靡な香りが充満した。
「……も、もう一回、いかがですか?」
「…………っ」
231:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:39:13.96 ID:fRM7kkD70
朝日が眩しい。結局一泊してしまって、朝帰りになっている。日中も動いたのに夜まで暴れたので疲労が思っていた以上に濃かったらしく、二人そろって熟睡してしまった。
「なあ四葉」
「なんでしょう上杉さん」
「お前、姉妹が朝帰りした時のこと危惧してたろ」
232:名無しNIPPER[saga]
2019/02/06(水) 16:39:47.12 ID:fRM7kkD70
「……やっちゃいましたね」
「今気づいたのかよ……」
「後先を考えてなくて……」
俺も便乗したので好き勝手は言えない。だが結局、自分で自分の首を絞める結果になってしまったわけだ。ことごとく成長がない。本当にこれが知的生命体としての在り方なのだろうか。
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