風太郎「一花、今月金ねンだわ」
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8: ◆ZKbJze6bBryN[saga]
2019/03/03(日) 17:51:34.73 ID:nGbAwA8f0

仕事がないからお給料も少ない。女優業は実力主義だ。

期待の若手時代には、テレビのバラエティ番組にも呼ばれたりして、びっくりするくらいのお給料をもらっていた。

それが今じゃ普通のOLの方が貰っているんじゃないかというくらいのお給料。

それでも、生活レベルはなかなか落とせなくて、最近は今、彼と住んでいるマンションを売っぱらって別の賃貸にグレードダウンしようか悩んでいた。

でも、セキュリティーの問題もあるし、女優としてのプライドだってある。

それにフータロー君に心配をかけるわけにはいかない。

だから、この仕事を是が非でもとって、貯金を切り崩す今の生活から脱却しないといけなかった。

一花「大丈夫だよ、社長。私ほど、あの主人公に感情移入できる女優はいない」

社長「そうだね。まさに君が適役。長くこの業界で働いているけど、そう確信できるよ」

社長「だからこそ、僕は不安なんだ」

一花「?」

社長「もし、君がこの仕事を射止められなかったら。この先、これ以上の適役は回ってこないだろう。そうなると、わかるよね、一花君」

社長のこんな本気な顔を久しぶりに見た。

社長「これは君の女優としての最後のチャンスだ」








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