119:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/15(月) 10:51:03.96 ID:SWPDcXJr0
「駆くんも、やっぱりここに来てたの?」
「ここに来れば、《未来の欠片》が聞こえなくなった理由がわかるかもしれないと思って」
この期に及んで《未来の欠片》を引き合いに出すあたり、俺はどうしようもない意気地なしだ。
「そう……」
含みのある言い方をする透子に、俺は首を傾げる。
「透子もそうなんじゃないのか?」
昨日あれだけ頑なに拒んでいたのだから、まさか散歩がてら立ち寄ったとか、急に美術用具が必要になったとか、そんな日常的な理由であるはずがない。
しかし《未来の欠片》でもないなら、他に一体どんな理由が――。
「私は……駆くんの《唐突な当たり前の孤独》が知りたくて!」
「っ――!?」
透子が口にした言葉に、俺はかつてない衝撃を受けた。
「それ……」
なぜ?
どういうことだ?
なんで透子が、そのことを知っている?
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