130:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/18(木) 10:44:37.56 ID:OU1b3DXA0
『駆』
「ん?」
『このあいだの話、どう?』
「どう、って?」
『私と一緒に行かない?』
「……うん、考えてる」
母さんの提案――考えれば考えるほど、透子の存在がちらつく。
透子のことと別々に結論を出すのはもはや不可能だ。
ただ、それをありのままに母さんに言うのはちょっとな――と俺が言い訳に困っていると、母さんは見透かしたように言った。
『で、この携帯を貸してくれた子、深水さんでしょ?』
どうして気づかれた、と驚いたが、考えてみれば、出先から電話しているのだから可能性は限られてくる。
『一度お会いしたのよ。たまたま駆がいないときに訪ねてらして』
そのことは知っている。俺のことを話したことも、透子から聞いた。
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