135:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/18(木) 11:04:21.87 ID:OU1b3DXA0
どうしたものかと迷ったが、そんな俺を尻目に、こんこん、とジョナサンが扉を突き始める。
嫌に大きく響く音に、見回りの教師が戻ってきやしないかと気が気でなく、なんとかしてノックをやめさせようとするが、ジョナサンは聞く耳を持たなかった。
「……はぁ」
降参だ。俺はため息をつき、教室の扉を開けた。
ジョナサンは躊躇いもなく、ひょこひょこと中に入っていく。
人の気も知らないで……と恨めしい気持ちで俺はジョナサンを見、それから、許可を求めるように、ちら、と透子に視線を送った。
透子は、さすがに気恥ずかしそうだったが、わりとすんなり頷いてくれた。
俺は敷居をまたぎ、先ほどのように透子の横に腰を下ろす。
そのとき、意図せず肩がぶつかった。正直、過剰に意識してしまう。
が、教室の隅っこでうずくまるジョナサンが目に入った瞬間、妙な気持ちはあっさりとどこかへ消えた。
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