150:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/18(木) 12:56:44.25 ID:OU1b3DXA0
†
『一緒に花火を見に行こう』
そう約束をして、しかし待ち合わせの時刻に遅れてしまい、置いていかれた俺は、諦めきれずにみんなを探した。
ゆったりと歩く大人たちの隙間を縫って、きょろきょろと左右を見ながら、早足に駆けていく。
そうして、俺はようやくみんなの姿を見つけた。
人波に流されながら、俺はすれ違いざま、みんなに声を掛ける。
「――――!」
俺の声は周囲の喧騒に掻き消されて、みんなに届かない。
そのうちに、みんなは何か面白いものを見つけたのか、はしゃぎながらどこかへ走り出す。
そのとき、一人が何かに気づいたように振り返った。
確かに目が合ったと思った。
よかった、これで一緒に祭りを回れると、安堵がこみ上げてきた。
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