50:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/07(日) 12:49:30.86 ID:4h98r15f0
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家に帰ると、父さんがきまりの悪そうな顔で待っていた。
「さっき、女の子からおまえに電話があったぞ」
透子だ。間違いない。
「私をおまえだと思ったみたいでな。『あの夜に言われたこと』がどうこうって……結果的にだが、おまえたちのプライベートに立ち入ってしまった。しかも相手は若い娘さんだ。本当に申し訳ない」
電話を取った相手を確認せずに喋り出す透子の姿が目に浮かぶ。そして、相手が俺ではなく父さんだとわかったときの、頓狂な反応も。
「お詫びと言ってはなんだが、ちょうどおやつどきだし、軽食でもご馳走しようと思うんだ。ついては、駆……今から彼女をうちに招待してはどうだ? 彼女もおまえに用があるようだったしな。もちろん、おまえと彼女さえ良ければだが」
なんだかんだ言って、父さんも透子に興味があるらしかった。
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