49:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/07(日) 12:46:31.59 ID:4h98r15f0
それに比べて、今の俺はどうだ……。
透子に迷惑をかけるかもしれないから、連絡を待つしかない――本当にそれでいいのか?
透子を思い遣っているようで、その実、透子に会って何かを変えるのが恐くて、二の足を踏んでいるだけじゃないのか……?
とどのつまり、自分の気持ちに自信がないから。
「ウチ、ユキに告白するつもり」
ぐだぐだと迷う俺の耳に、またしても高山の毅然とした宣言が響く。
井美雪哉は透子に思いを伝えた――恐らくはそれを承知の上で、高山は井美雪哉に思いを伝えるという。
その堂々とした姿に感化されて、迷いが晴れる。
高山はさらに話を続ける。すると、おあつらえむきに透子に伝言を頼まれた。
背中を押してもらったばかりか、口実まで与えられる。
雨合羽の礼には釣り合わない気もするが……さておき。
家に帰ったら、透子に電話を掛けよう。
そう、俺は決めた。
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