53:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/07(日) 13:04:19.57 ID:4h98r15f0
「でも、今日来てもらった俺のほうの理由は、その高山のことなんだ」
昼間に石膏像として聞いた内容を、俺は一息に告げる。
「高山、井美雪哉に告白するらしい」
「…………え?」
透子は、ぽかん、と口を開けた。どうやらうまく伝わらなかったらしい。俺は放送委員にでもなったつもりで、同じことを繰り返す。
「だから、高山が、井美雪哉に告白するらしい」
やがて理解が追いついた透子は、ひどく混乱した様子で声を張り上げた。
「なにっ!? なになに!? どうしてやなちゃんのそんなこと知ってるの!? 未来を見たの!?」
「本人から聞いた」
「ええっ!?」
「君に伝えてほしいと頼まれた」
「えええええーっ!?」
慌てふためく彼女の姿は――透子には悪いが――とても可愛らしかった。
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