141: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/21(日) 22:32:35.19 ID:5cHyLcvM0
「……ポテト。ラム酒も」
カトラスさんも特に機にする様子はない
「ありがとうございます」
カリッと程よく揚がって黄金色に輝くポテトが、白い皿の上に乗せられた
「おぅ。じゃあみんなこっち来い」
後ろのソファに座っていたラムさんやムラカミさん、そして歌を中断したフリントさんもカウンターの方へ来る。すぐに3杯の水がムラカミさんとカトラスさん、フリントさんの手に収まった
その間に私はジョッキを斜めにして黄色い飲み物を注ぎ込む。こういうのはね、緩やかに注ぎ込んで、いかに泡だてないかが重要なんだ。ただ静かに、静かに。
その分泡の弾力に力を与える
そしてお銀さんは胸元から袋に入ったパイプを取り出し、口に咥えた。火はいつもつけてないよな
「それじゃ、今日の試合は負けたけど最後の健闘、そして今後の一層の奮闘を誓って、乾杯!」
「かんぱーい!」
グラス同士の衝突の後、私は杯を傾けた。苦味と共に喉が鳴る。お銀さんたちもそれぞれのグラスを口元に寄せる
はぁ〜、やっぱり久々のビールは良いわ。これはノンアルだけど。
私は将来酒呑みになるだろう。酒のせいで脳味噌を空にでき、そして死ぬなら悪くない
「おおっ、いい飲みっぷり」
「ははっ、隊長ヒゲ生やしてら」
「あ、ほんとだ」
上唇を指で拭うと白い泡が付いてくる。
「隊長、あんさんやっぱり凄いよ。グロリアーナってのは戦車道の強豪なんだろ?そこを相手にピンでのやり合いに持ち込むなんてさ」
お銀さんが肩の間を軽く叩きながら笑顔で語り掛けてくる
「ウチらなんてほんとに何も出来なかったってのに」
「いえ、そんなことないですよ」
「なぁに、アタイらのことはアタイらがよく分かってる。あんな初っ端で吹っ飛ばされちまったんじゃ、斬り込んで手柄なんてあげられやしないよ」
フリントさんがコップの中の氷を揺らしながら隣に腰かけた
「次は絶対に敵を撃破してくるよ!」
「ああ、サメさんの、そして船舶科の名に懸けて、今回みたいなあほヅラは2度と見せねぇ!」
「おおー、流石親分。そんじゃ、もっと鍛えないとねぇ」
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