147: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/21(日) 23:54:24.96 ID:5cHyLcvM0
腹は見事八分目。あとはカクテルだけかね。
シェイカーを上下に激しく振っていたカトラスさんがその動きを止め、コップに中身を注いだ
「……これは?」
ここが薄暗いせいか中身が一瞬よく分からなかったが、よく見ると黒い飲み物であった
「……私オリジナルのカクテル。
ジン、アンゴスチュラ・ビターズ、オパールネラ・サンブーカ、ウンダーベルグの4種を使ってる。ジンをちょっと多めにしてるから呑みやすいと思う」
生憎カクテルには詳しくないのでそれぞれがどのようなものなのかは知らない。聞いてみると、2番目と4番目は薬酒に近いものだそうだ。
グラスの柄を持ち上げると、周囲はともかく中の液体の成す円錐の中心までは光が届きそうにない。本質が見抜けないカクテルだ
「ニンニクの匂いならコイツを飲めば気にしなくていいわ。名前は特に付けてないけど、強いて付けるなら『secret forest』かな」
「ウホッ、なんかカッコいい」
「秘密の森、ですか……で、この色。なるほど。ご存知でしたか」
「そうさ。ここにいる奴は知ってる。というか、あんた雑誌に載るくらいの有名人だったんだな。地上の本屋に聞いたら直ぐに探してくれたよ」
「はは……そんな御大層な身分では無いのですが……」
「何を言うんだい!あんた戦車道の名家の娘さんなんだろ?そりゃ桃さんもあんな風に言うはずだわ」
ラムさんが瓶を片手にもう片手で肩を叩いてくる。グラス持ってなくて良かった
「ですがその名家を破門になった身ですよ?」
「なーに、そんなの大したことじゃない。しかも戦車道最強の黒森峰の副隊長だったんだろ?凄いじゃないか。そりゃグロリアーナが戦車道の強豪でも、あんたが張り合えるはずだわ」
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