148: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/07/22(月) 00:18:03.79 ID:TbO/6U170
「……でも何故『secret』なのかも、恐らくご存知」
カトラスさんは使用した容器を私の食事した皿とともに流しへ置く
「噂話の段階だけどね。だけど火のないところに煙は立たない、とも言う……」
「……」
「安心しな。そこら辺について掘り下げる気は無いよ」
「その方がよろしいかと」
私はそれに口を付けた
「……苦いですね」
「でも、薬っぽさは薄いと思う。ウンダーベルグのストレートとかマジで胃薬だから」
「確かに」
「ま、破門されてこっち来ているってんなら、あんまり甘い記憶じゃないんだろ?」
「ええ、苦い」
「……実際は薬として効いてるんだけどね」
「薬になるとは思えないんですがねぇ」
私はもう一口含んだ。ゆっくり、ゆっくりと、噛みしめるように時はすぎる
フリントさんが曲を変えた。重く、それがゆっくりのしかかる恋愛歌。ただそのままであれば良かったのに、変わることなんて求めてなかったのに、そんな歌詞だと思われる。
昔のさらに昔を美化していないか、自分にそう問いかけさせた時、私はNOとは断言できなかった。
しかし空白の感情に何かが注ぎ込まれるのを感じた気がした。それが曲によるものか、カクテルによるものかは分からない
飲み終わり、曲も止まる。仕上げに水を一杯頂いた
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