225: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/15(木) 22:11:10.50 ID:JCL7tHIi0
「お前も立て」
私がこぼした言葉を気にすることなく、男は私の腕を掴み姉と顔を突き合わせました。姉と私は互いに気まずくて視線を逸らしていました
「この2匹は西住流とかいう黒森峰戦車兵のエース姉妹らしいな。こんなメスガキが何人同胞を殺しやがったんだ」
男は私と姉の髪をひっつかみ頭同士を何度もぶつけ始めました。男はそれを面白がっているようでした
「ははは、こんな珍しい打楽器を使えるなんてな!」
そう言うと、男はおそらくロシアの歌を歌いながら頭同士をぶつけ続けました。
ぶつけ合いすぎて血を流しふらつき始めた私を男は顔から地面に投げ捨てました。別の男が面白半分に姉のこめかみに銃を突きつけます
「片方壊れたし、この玩具処分するか?」
「し……死にたくないれす。撃たないで……」
「はははは、そりゃそーだよな!でもまだまだ楽しめそうだからやめとけよ」
「はははははは。ちげぇねえ」
男の高笑いを聞きつつ、あの、試合前にいつも
"忠誠を誓った黒森峰のために戦え!"
などと言う姉が、死地に向かう人々を統率してきた姉が自分が生きる為に必死に命乞いしている様に、尋常ではない恐怖を覚えました。いや、その時は恐怖なのかも分かりませんでした
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